SaGAMeC通信 第2025.01号(2025年01月01日 発信)
獣医師通信
新年明けましておめでとうございます。
お正月は家への人の出入りや環境の変化によりストレスに弱いワンちゃんネコちゃんは体調を崩すことも多いかと思います。
もし少しでも体調の変化がありましたら早めにお声掛けください。
看護師通信
新年明けましておめでとうございます。
本年もお力になれるようスタッフ一同精一杯努めて参りますので、よろしくお願い致します。
1月に入り寒さも本格化し、不調になりやすい時期なので何かありましたらお気軽にスタッフにお声掛けください。
獣医師コラム
「新しい時代の尿検査—AIが支える精度と迅速な診断」

新年明けましておめでとうございます。

今回のコラムでは、昨年当センターに導入された最先端の医療機器「尿沈渣分析装置IDEXXセディビューDx」についてご紹介いたします。

尿沈渣分析装置IDEXXセディビューDxの特長

1. 尿沈渣専用の遠心機を内蔵
 • 円柱を壊さない穏やかな遠心力
 • わずか30秒で有形成分を分離し、単層に沈澱させます

2. デジタルカメラを搭載した倒立顕微鏡
 • 高倍率45視野に相当する範囲を撮影
 • 1検体ごとに70枚の高解像度画像を取得
 • オートフォーカスと自動露出補正機能

3. 人工知能(AI)による分析
 • 8億枚の画像を学習データとした先進的なAIを使用
 • ニューラルネットワークデータベースを活用し、尿沈渣中の13項目を特定・分類
 • 異常を的確に検出

4. 優れた細菌検出機能
 • IDEXX独自のテクノロジーを活用した細菌確認キットで、高精度に細菌の有無を判別
 • 細菌の有無を迅速に確認することで、臨床判断をサポート

セディビューDxを活用した尿検査の重要性

当センターでは、最先端の尿沈渣分析装置「セディビューDx」を使用し、尿検査を行っています。相模原市でこの機器を導入している動物病院は、大学病院を含めても数施設にとどまります。それは、コストパフォーマンスが高いため、導入しても直接的な利益を得にくいからです。しかし、尿検査を正確に実施することは、病気の診断において極めて重要です。

大規模研究結果の紹介

ここで、IDEXXがセディビューDxを使用して行った大規模な前向き研究をご紹介します。この研究には、北米の487施設が参加し、臨床症状のない犬2,692頭、猫485頭の尿検査が行われました。その結果、3頭に1頭が1項目以上の異常を示し、10頭に1頭が2項目以上の異常を示しました。異常の内訳は以下の通りです:
• 血尿:15%     • 膿尿:11%
• 潜血:11%     • 細菌尿:6%
• 蛋白尿:6%     • 糖尿:3%
この結果から、健康診断において正確な尿検査を行うことの重要性が改めて示されました。

AIと医療機器の融合

近年、獣医療の分野でも、AIと医療機器を組み合わせた検査機器が注目を集めています。AIによる診療補助は、診療業務の効率化を進めるだけでなく、診断精度の向上にも貢献します。これにより、スタッフの負担軽減や、飼い主様への迅速な対応が可能となり、大きなメリットを提供できると考えています。
当センターでは、今後も最先端の医療機器を積極的に導入し、質の高い獣医療を飼い主様に提供してまいります。
院長 大川雄一郎
トリマー通信
新年あけましておめでとうございます。
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増田デュランちゃん
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