SaGAMeC通信 第201906号(2019年06月03日 発信)
獣医師通信
6月は狂犬病予防注射月間の最後の月です。皆さん予防接種はお忘れではないですか?
当院では予約なしで接種できますので、まだ打たれてない方は早めの来院をお勧め致します。
看護師通信
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獣医師コラム
マダニの恐怖

清々しい初夏を迎え、お散歩をするのが心地よい季節となりました。
しかし、暖かくなってくるとダニやノミも活発に活動する時期になります。楽しいお散歩のあとに、ワンちゃん、ネコちゃんの体にマダニやノミのお土産がくっついていることはありませんか?特にここ数年、温暖化の影響なのか以前よりもマダニやノミを動物病院に一緒に連れて来られる患者さんが増えているように思います。
今回はマダニによる感染症のお話です。感染症と言っても、愛犬・愛猫が感染する病気ではなく、愛犬・愛猫たちが連れてきたマダニから、飼い主である我々ヒトが感染するダニ媒介感染症のお話です。
ダニ媒介感染症は、病原体を保有するマダニに咬まれる(吸血される)ことによって起こる感染症です。主なものとして、ウイルスが原因となる「重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)」「ダニ媒介脳炎」、リケッチアや細菌などが原因となる「日本紅斑熱」「ライム病」「回帰熱」などがあります。
その中でも近年問題になっているSFTSは、2011年に初めて特定されたウイルス(SFTSウイルス)を保有するマダニに咬まれることによって引き起こされる感染症で、西日本を中心に報告が相次いでいます。先月には東京都で初めて感染者が報告されました。長崎県を旅行中にマダニに咬まれて感染し、旅行後に都内で発症した疑いがあると報じられています。SFTSは現在のところ有効な治療法がなく、致死率は約20%で、抵抗力の弱い方が感染すると死にいたる病気です。
また、恐ろしいことにウイルスを保有するマダニに咬まれて感染するだけではなく、ウイルスに感染した動物に接触することによって感染した例も報告されています。宮崎県の動物病院に勤務する獣医師と看護師が、治療を行ったネコから感染したことが報告されており、我々獣医療関係者も戦々恐々としています。現在のところSFTSの発生は西日本に限られていますので、関東においてはすぐに心配な状況ではありませんが、弱っている動物と接する際には注意が必要です。また、ご自身やペットが感染しないようにするために、ダニがいそうな場所での散歩は避け、ペットには動物病院で処方された予防薬でしっかり予防を行い、愛犬・愛猫だけでなく、飼い主自身の健康もしっかり守っていただけたらと願っています。(※動物病院以外で市販されている予防薬の中には、効果が十分でないものがありますのでご注意ください。)
もしマダニに咬まれてしまった場合は、無理にはがしてしまうと虫体の一部が残ってしまい、炎症や病気を発症してしまう可能性があるため、急いで動物病院で処置を行ってください。
ペットホテルやトリミングをご利用の際には、周りのワンちゃん・ネコちゃんにうつさない、周りからもらわないためにも、皆様に予防をお願いしています。愛犬・愛猫だけではなく、ご自身の健康を守るためにも、ご理解の上ご協力くださいますようお願い申し上げます。
森山寛大
トリマー通信
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