SaGAMeC通信 第2024.06号(2024年06月01日 発信)
獣医師通信
6月に入り、温暖差や気圧の乱れが起こりやすい時期になってきました。
同時にワンちゃんネコちゃんの体調も崩れやすい時期でもあり特に高齢や若齢のワンちゃん、ネコちゃんの体調には注意してください。
些細な体調の変化でも気になることがございましたら気軽にご相談ください。
看護師通信
6月に入り、暖かい日も増えました。
梅雨の時期は湿度も高く、菌が繁殖しやすくなります。
食べ残しのご飯や不衛生な食器などは、特に菌の繁殖が起こりやすく、食中毒の危険となります。
お水や食器などのこまめな清掃を心がけましょう。
獣医師コラム
【 退職にあたりまして 】

私は2017年から「さがみ総合どうぶつ医療センター(旧オガタ動物病院)」に勤務し、7年近くの月日を過ごさせて頂きました。この度、2024年の5月をもちまして退職することとなりましたので、恐縮ですが自身最後のコラムとこの場を借りてお礼を書かせて頂きます。

まず初めに、世の中にはたくさんの動物病院があり獣医師がいる中で、大切なご家族の治療を私に任せて頂いた飼い主様、そして治療を頑張ってくれた動物たちに感謝を申し上げます。また、新卒で未熟だった頃からの私をご指導して下さり、ここまで育てて頂いた大川院長や小方社長を始めとする病院スタッフの皆様にお礼を申し上げます。

2年前から私は都内にある夜間救急動物病院で勤務をしております。
夜間に来院される動物たちは状態が悪いことも多く、治療を行ったとしても朝方までに急変し亡くなってしまうことも少なくはありません。連れてくる飼い主様もそこまで状態が悪いものとは思わずに来院されるため、現状の検査結果を受け入れられない方もたくさんいらっしゃいます。

「予防は治療に勝る」
皆様もどこかで聞いたことのある言葉だと思いますが、この格言はオランダの司祭デジデリウス・エラスムスという方のものです。病気になってから治療をするよりも、病気を予防することが大事という内容ですが、夜間救急の診療に携わり、私はその言葉の重要性を実感致しました。夜間に急変する動物たちの中には、数時間前や実は数日前から症状が出ている場合など様々で、急変というものは一概には言い切れないと感じました。急変する動物たちは複数の病気をもっている状態のことも多く、治療が複雑になり集中治療や長期の入院治療が必要となる場合も少なくはありません。
定期的な健康診断で病気を事前に見つけることで進行を予防し、大切なご家族と一緒に過ごすことができる時間を少しでも長くすることが可能な場合もあるかと思います。

様々な事情があり動物病院に定期的に通うことが難しい場合もあるかと思いますが、言葉を交わせない動物たちだからこそ、事前に病気を見つけることの大切さを再度知って頂ければと思い、この言葉について話をさせて頂きました。
これからも、飼い主様や動物たちにとって必要とされる獣医師であり続けたいと思っております。
今まで本当にありがとうございました。
中島昂輝
トリマー通信
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北村大福くん
田所ベリーくん
宮川とまとちゃん
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