SaGAMeC通信 第2025.04号(2025年04月01日 発信)
獣医師通信
狂犬病の予防接種シーズンが始まりました。
市からのハガキをご確認・持参のうえ、接種しに来てください。
体調の悪いわんちゃんや、ワクチン接種が心配な方は、獣医師にご相談ください。
看護師通信
春の陽気に包まれ、心地よい季節となりました。
春は、フィラリアや狂犬病予防の時期でもありますね。
当院では、これらの予防に加えて、定期的な健康診断をおすすめしております。
健康診断は病気の早期発見にも繋がりますので、ぜひお気軽にスタッフにご相談ください。
ヒルズより発売中のベットエッセンシャルが5月まで1.5㎏は1000円引き、3.0kgは2000円引きで購入ができるキャンペーン中です。
詳しくはスタッフにお問い合わせください。
獣医師コラム
【異物の誤飲】
犬や猫は好奇心旺盛で、様々なものを口にしてしまうことがあると思います。その中には人間にとって無害でも動物にとって有害なものが含まれていることもあります。今回はわんちゃん、ねこちゃんが異物を誤飲してしまった場合の対処法についてお話ししたいと思います。
異物は大きく2種類に分けることができます。
①チョコレートやタマネギなどの吸収されると毒性を示すもの
②タオルやおもちゃなどの消化管に損傷や閉塞を引き起こすもの
異物を飲み込んだ時にみられる症状は、吐き気や嘔吐、元気がない、食欲不振、血便、下痢、呼吸促迫など様々です。
このような症状が見られる場合、異物により中毒を起こしていたり、消化管閉塞を起こしている可能性があります。わんちゃん、ねこちゃんに少しでも異変があると感じた際は、すぐに近くの動物病院に連絡しましょう。受診される場合は、どんな異物をどのくらい食べたか把握しておくと診察に役立ちます。可能であれば誤飲したものを病院にお持ちください。
異物を誤飲した可能性がある時は、飼い主様は落ち着いて食べてしまったものを確認しましょう。誤飲したように見えても実際は食べていない場合もあります。また、安易な自己判断は大変危険です。治療が遅れてしまい最悪の場合は死に至ることがあります。
異物の種類や経過により治療は異なります。誤飲してから時間が経っていない場合、異物が食道や胃にあることが予想されます。レントゲン検査や超音波検査により重症度を判断したのち、危険性がなければ催吐処置といって嘔吐を促すお薬を血管から注射します。催吐処置により異物を吐き出すことができなければ、麻酔下で内視鏡による異物の摘出を試みます。異物が大きく内視鏡で摘出できない場合や食道穿孔を引き起こしている場合は開腹手術になります。
誤食してから時間が経っている場合、吸収されて毒性を示すものであれば症状に応じて治療を行います。おもちゃの破片など小さな異物は、食べてしまった数日後に便と共に排出されることも多いです。 また、腸管閉塞や穿孔を引き起こしている場合、開腹手術により異物の摘出と穿孔部位の縫合を行います。レントゲン検査や超音波検査で腸管閉塞や穿孔が確実に診断できない時は、必要に応じて麻酔下でのCT検査を行う場合もあります。
このように、どのくらい前にどんなものを誤飲したかにより必要な処置は異なります。万が一、異物を誤飲してしまったら自己判断せず、獣医師の指示を仰ぎましょう。また、普段から飼い主様が気をつけていただくことで防げる事例も多いと感じます。
正しい知識と日頃の予防で皆さんの家族の健康を守りましょう。
獣医師 生田麟
トリマー通信
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