SaGAMeC通信 第201808号(2018年08月01日 発信)
獣医師通信
気温差により、体調を崩すワンちゃんネコちゃんが多くなっています。異変があれば、早めの受診を心がけましょう。
看護師通信
気温の高い日が続きます。熱中症に気をつけましょう。動物用の経口補水液もありますので気になる方はお声かけください。
獣医師コラム
【皮膚疾患】
例年にも増して、連日厳しい暑さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 気温や湿度の上昇とともに、ワンちゃんネコちゃんの皮膚の環境も悪化することが多く、皮膚のかゆみや脱毛といったご相談を受ける機会が増えてきています。一般的な皮膚疾患の原因として、ワンちゃんもネコちゃんもアレルギー性の皮膚炎があげられますが、このような子たちに関しては、近年その皮膚のバリア機能の低下というものが注目されています。つまり、アレルギーのある子の方が、正常な皮膚の子と比べて、セラミドやアミノ酸などの皮膚の保湿成分が減少しており、微生物や外部物質などからの保護機能が低下して、皮膚環境が悪化していくと考えられています。

 シャンプーなどの外用薬を使ったスキンケアは皮膚病の治療に古くから用いられていますが、そのスキンケアシャンプーの使い方として、余分なもの(病原微生物、角質)を落とすだけでなく、近年は、足りないものを補うことも重要だと考えられるようになりました。

 バイエル社から発売されている「ヒノケア for Professionals」はこのような皮膚バリアの健康維持を目的としたシャンプーです。敏感肌のことを考えた濃密泡タイプのシャンプーなので、無理に皮膚をこすることなく使用でき、高濃度の保湿成分がそのまま浸透します。また浸透した成分は、洗浄後も洗い流されることなく皮膚の表面に保護膜を形成して、外部からの刺激の侵入をしっかりと防いでくれます。

 この時期の皮膚病でお困りのことがありましたら、ぜひ一度使用してみてはいかがでしょうか。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

獣医師 加藤和貴
加藤和貴
トリマー通信
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加藤チャイくん
五島ラブリくん
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