獣医師コラム
【退職にあたって】
この度は私事ですが、3月18日をもちまして「さがみ総合どうぶつ医療センター(旧オガタ動物病院)」を退職することになりました。新卒で入社してから4年の歳月を「さがみ総合どうぶつ医療センター」で過ごさせていただいたことはかけがえのない財産になりました。
新卒で入社する前に理想の獣医像を考えたことがあります。動物の治療を通し、飼い主様が安心していられるような獣医師です。そのためには動物を治せる知識が必要だと思いました。知識が増え動物は治っていきましたが飼い主様が安心して過ごせていなく、理想の獣医師にはなれていないと痛感しました。
獣医師を続けていくうちに、同じ病気でもその子の性格や年齢、家庭環境、飼い主様の考え方によって治療プランを変えていかなければならないと感じました。飼い主様とのコミュニケーションが本当に大切であり、動物を治すのは獣医師の知識、技術はもちろんのこと飼い主様との信頼関係を築き上げることの大切せを知りました。
入社してからの4年間色々な経験をさせていただきました。私がここまで来れたのも、私の診察についてきてくださった飼い主の皆様、辛い治療を一緒乗り越えてくれた動物たちのおかげであります。獣医師として右も左もわからない時から親身に教えてくださった小方社長、大川院長、森山副院長、守屋分院長を始めとするSaGAMecのスタッフの皆様には本当にお世話になりました。自分が獣医師の仕事の楽しさや、やりがいを見出せたのは皆様の支えがあってからこそだと思います。
今年の4月からは地元の福岡に戻り獣医師を続けます。「さがみ総合どうぶつ医療センター」で学んだことは今後の自分の獣医師人生に生かしていくつもりです。理想の獣医像に近づけるように福岡でも精進していきたいと思います。
4年間本当にありがとうございました。
獣医師 長﨑 健人